仲間を喪うことは,文化的事情に関わる喜びはもちろんだが,文化的苦悩を理解してくれる者や機会を相当に失うことでもあり,これによって個人が帰属している文化の安定性が痩せ細り,この喪失の規模が大きくなるにつれて当事者の精神を社会的に孤立させてゆくことに繋がる.つまり,生きる力が大きく削がれてゆくことにもなり兼ねない.